毒育ち

毒親育ち、AC、HSPの生きづらさを吐き出すだけのブログ

今年は贈らなくていい

1月は毒親の誕生日月だ。

 
義母が亡くなってから去年まで毎年贈っていた。
バレンタインも父の日も敬老の日も。
 
 
何が欲しいか聞くと「いらない」と言うが
普通の家庭なら記念日には贈り物をするものだと
私の中で決まってた。
 
読書好きなので
本が良いかと聞くと本なら良いなと。
欲しい本はあるかと聞くと「何でも良い、何でも読む」
 
 
そういうのが一番困る。
せめて好きなジャンルを教えてくれ。
 
しかも文庫だと文字が小さくて読みにくいから
ハードカバーの上製本が良いと言う。
大きくて重くて値段もする本。
 
 
最近読んだ本を聞き、好きな系統を考え
ネットで「70代に人気の本」ランキングを調べたり
本屋に平積みしてある「話題の本」を
見つけるとあらすじやAmazonレビューをチェックする。
最終的に絞り込んだ数冊に散々迷い
表紙のデザインや帯に書いてある文章を読んでも決められない。
 
仕事中も帰宅途中の電車の中でも
考えるが決められず
最終的に3冊購入し贈ったこともあった。
 
毒親に贈る本1冊のために
毎回かなりの時間を使い、考えないといけないんだろう。
単純に週間ランキング一位の本に決めれば良いのに。
 
それができないのは
毒親自身で購入した本と被らないかヒヤヒヤするせいだ。
実際被ったことがあった。
 
その時の毒親の一言
「それ持ってるよ」
自分が持っていない新刊を待っていたのに
すでに持っている本を買ってきた私が悪いように聞こえた。
 
 
私が絶対読まないジャンルで
ハードカバーで分厚くて前後編の2冊組を持って帰った。
 
 
テレビで紹介していた本で気になったら
タイトルをメモしておいて知らせてくれたら
もっと毒親のために費やす時間もストレスも減るのにと思ってた。
 
 
それを今回からしなくて良いんだ。
 
 
バレンタインチョコも贈らなくて良いんだ。
デパートの催事場巡りをしなくて良いんだ。
 
バレンタインは毒父と同居してくれてる
義兄にも贈っていたが、持病持ちでアルコール無しのチョコを探すのも大変だった。
 
店員にアルコール入りか聞き「入ってないです」の笑顔を信じ
購入後、箱のパッケージを確認したら「洋酒」の文字を見た時の絶望感。
 
3000円もしたんだぞ…でも自分用のチョコになったから良いか。
 
 
義兄には毒親の世話してもらってるから
チョコを贈っても良いんだが、日中家にいる毒親
宅配便を受け取った時、義兄宛だと面白くないだろう。
 
義兄には渡さず毒親が食べるかもしれない。
もしかしたら今までも渡さなかったかもしれない。
 
義兄には申し訳ないが贈らないのが正解か。